book

Comic Baton

●Total volume of comic on my Bookshelf わ、わかんない。100や200のわけはないのは確かです。1000? 2000? 本棚になんて入りきるわけもないよ。実家にもいぱぱいだよ。 ●Comic thought to be interesting now ・バカ姉弟 / 安達哲 絶対的存在! ・鋼の錬…

聖少女 : 倉橋由美子 ISBN:4101113092

─ 失い続けるのが男の子の宿命なら、持て余し続けるのが女の子の試練であり、 彼らはどこまでも未来を目指して走り、彼女たちはいつまでも永遠の中に佇む。 「男子ってほんっとバカよねー」みたいな揶揄が女子のくちびるから飛び出すとき、それは幼少期の頃…

ヘビイチゴサナトリウム : ほしおさなえ

もうすこし予感や余韻を感じさせる物語り方だったなら。エピローグも最初の2ページくらいまででよかったんじゃないかと思いました、みなまでいうな! でも、女子校だとかってキャッチーな設定をとくにいかすこともなく、先輩後輩同級生、女の子たちのふつう…

少年少女ロマンス:ジョージ朝倉

闇雲なふたりだったら闇の中の雲の中でだってかならず正面衝突できるのね。王子様をあきらめない! 王子様をあきらめない! 王子様をあきらめない! 王子様をあきらめない! 王子様をあきらめない! 王子様をあきらめない! 王子様をあきらめない! 王子様を…

きみとぼくの壊れた世界 : 西尾維新

もっと壊れていたのなら良かったのに、その余地は腐るほどあったのに! 思わく系男子の優雅な憂鬱もちろんそれは幼稚と同義、みたいなオチだったので、ちぇっと思いました。まあ、かわいらしいんですけれどもね、でもたかがあなたのつらさなど! そこになに…

サマータイム : 佐藤多佳子

佐藤多佳子さんも新潮さんが文庫化してくれていたのですね。 夏の終わりの絶望、春のいじわるとやさしさ、秋雨の憂鬱、こころに雪がうつって真っ白になる冬! なんだか知らないうちにこころに留めたままでいて、思ってもみないようなときにチクリと痛んだり…

山ん中の獅見朋成雄 : 舞城王太郎

なんにしたって、木のおうちにどうぶつたちと一緒にすみたい、みたいな夢をすてられない、むしろ育てているような子にとっては、森の中に入っていくときのうねりが忘れられないンですよ。痺れた! ちょっと、ねじまきどりくらい長く読みたくなっちゃう気もし…

ワレワレハ : かわかみじゅんこ

恋と思い込みってどうちがうの? 本当にどう違うっていうんでしょう! でも死ぬまで解けない魔法はそれはもう真理なのよ。「“世界のどこかにいる誰か”がアナタなの」そう簡単に言い切れるのは、永遠に憧れているが故になんとしてでもそう思いたい希望でも、…

リバーズ・エッジ : 岡崎京子

あらかじめすべてが起こっていて失われていて、数多くの並列な関係のアイテムをとりかえて置き替えるしかない、そんな世界でも。息を吸うなら、生きるなら。涙が出るなら、痛いなら。(20000904)

陽子 : 荒木経惟

開くと、いつもとりとめもなく涙が流れます。それはきっと、絶対的に存在し続ける「ただただそこに在る愛」が写しとられているからだと思うのです。「誰かを愛することは比喩と違う」これは岡崎京子さんがこの本に寄せた文章のなかの言葉。愛は比喩ぢゃない…

まん○道 : 町野変丸

ゆみこちゃんの穴という穴はいくらでもウェルカムラブリーホール。(20010615)

森茉莉全集

しっかり西武のポイントつけつつ注文した全集届きました。どす黒い不安と不安定に寝首を掻かれこれまたどす黒い血を流しながらも透明で清らかな夢を見続けるホラーな奇蹟はすべての乙女に起こります。(20030313)

BLOODLINK 獣と神と人 : 山下卓

気がつくのが遅すぎる男の子、すべての核心ばかりつく女の子、そして彼らをとりまく明るい風景。けれど世界はある日暗転、それでも彼らは恋をしてく。(others)

ふたり days of Broken Blood : 山下卓

女学生のきらめく日々、それは馬鹿みたいに楽しいお喋り、涙。さあ、女の子は伝えなければならない想いを胸に抱えて進むのです。(others)

ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかの殺人事件 : 橋本治

古本屋で見つけて懐かしい。小学生? 中学生? とにかくあの頃、萌えまくって読んだアリスだとかヴォネガット引用、あア本当にお茶会とか云われるとドキドキしちゃうのだわ。(20010518)

羊のうた(最終巻) : 冬目景

当初(ご本人曰く青くてバカだったころ)の構想よりも救いがある方向に変更されたというラストがわたしにはルシフェル並に恐ろしく思えるのですがそんなことないの? ないの? 最終話1つまえの46話はただただ美しくて美しくて、けれどここで終わってればな…

ピコーン! : 舞城王太郎

泣けてしまうの。わたしも「ああ頼む」に近づきたいの。(20021020)

非現実の王国で : ヘンリー・J・ダーガー

キラキラ宇宙カラフル空気、それはそれは素晴らしき世界。2000年に注がれているガーリーのミルクの海に、肩までではないにしろ半身浴くらいには浸かって一滴でも汗をかいている女の子にとって、これがストライクぢゃなくてなにがカワイイのだというのでしょ…

ハッピーエンド : ジョージ朝倉

ぐるぐるしながらわたしたちは進む。戻れない時、巡る時、掴む時、何度も何度も何度だってその時は充ちる。ハッピーエンドの先の崖の存在? いいえ、そんなくだらない妄想になんて耳を貸しはしない。盲目? いいえ、すべてを見切った上でマーク外す飛び込み…

二十歳の原点 : 高野悦子

自分で幕を引く気持ち。完璧な(未熟な)意志とともに訪れる敗北、死というパッケージ とそれとまったく関係のない別の位置に煌めく美しさ。誰に読ませるともなくしたためる文章のそれゆえの潔さはいま読めるどんなサイトのテキストにもかなうわけがない。で…

バタアシ金魚 : 望月峯太郎

ああっ、撲ってカオルくん! やン鼻血! なンてこと!(others)

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ : 滝本竜彦

女の子はいつもいつもいつも戦っていて、だから男の子はお願いだからスキヤキ一緒に食べて! チェーンソーはNHKより数倍素晴らしい、なぜこれが書けた後にNHKを書く必要があったのかしらんなんて素朴な疑問が湧いてしまうほど。(20020521 / others)

西の魔女が死んだ : 梨木香歩

世界にありがとうと叫んで走り出したくなる、そんな朝のような物語。(others)

夏の口紅 : 樋口有介

そうよ、努力してもどうにもならないことなんて、そういうのはヤよ。そういうのは嫌い。主人公の礼司くんが素敵過ぎなのです。キラキラ倦怠青春男子。退屈そうでやる気無くて、でも、ある唯一無二な存在のまえでは為すすべもなく熱い恋にすら落ちてゆくよう…

デザイナー : 一条ゆかり

裏タイトル「プライド」、あいかわらずの亜美。けれど。トップでなければ最低も同じ。その覚悟があるならわたしは死なない。ただ、それを見失わせるのが恋だもの、それでなにかが純化された気になれるなら、どうしてもほかにはなにも見えないなら“それ以外に…

ダブルダウン勘繰郎 : 西尾維新

勘繰郎は見得を切って切って切りまくる。その姿勢にはの少なくはない共感とリスペクトを贈ってあげたいけれどもでも、ほんとうはそんな想いには耐えられないくらいの小さな肩だったのね。だから、より格好良いほうへより素敵なほうへ、駆けてゆくには身軽な…

好き?好き?大好き? : R.D.レイン

どんなにコミュニケーションを重ねても、なんだか相手と渡り合えた気がしない、それはミルクレープみたいな関係。レインだったら、もう一冊の詩集「結ぼれ」のほうが好きだけれど。(others)

G戦場ヘヴンズドア : 日本橋ヨヲコ

素晴らしい。ないものを創る、ということ。(20011202)

最終兵器彼女 : 高橋しん

可哀想さが滲んできてダメになってくどんどん高橋しんぽくなってく1巻は奇蹟のように良いのに。往々にして男の子マンガにそういうパターンが多いのはやっぱり週刊だからなのかしら?(20011210)

煙か土か食い物 : 舞城王太郎

ああっ四郎さん素敵過ぎ。(20020624)