きみとぼくの壊れた世界 : 西尾維新

もっと壊れていたのなら良かったのに、その余地は腐るほどあったのに! 思わく系男子の優雅な憂鬱もちろんそれは幼稚と同義、みたいなオチだったので、ちぇっと思いました。まあ、かわいらしいんですけれどもね、でもたかがあなたのつらさなど! そこになにかを思わせるまでにはすべてになにかがすこしずつ足りてないような気がします。
しかしてあの娘が「クビシメロマンチスト」の次に好きかもしれない違うかもしれないだなんて云うので、もしやと思い訊いてみたらばやっぱりあのお友だちの女の子がいっとう良いのだそうで、ようするに彼女はぜったいにメインをはるなんてことはないであろうキャラクターに惹かれてしまうということなのでしょうか? とにかくわたしがうへーと思った女子を気に入ると思っておけば間違いないみたい、むー、世界はうまくできておりますね(ちなみにわたしはうへーと思った女の子がちゃんと落っこちていくという点でクビシメがすきです)。