陽子 : 荒木経惟

開くと、いつもとりとめもなく涙が流れます。それはきっと、絶対的に存在し続ける「ただただそこに在る愛」が写しとられているからだと思うのです。「誰かを愛することは比喩と違う」これは岡崎京子さんがこの本に寄せた文章のなかの言葉。愛は比喩ぢゃない。本当にそう、そう思う。(others)