鴻池朋子展 インタートラベラー 神話と遊ぶ人

展示を観る前にアーティスト・トークに参加。「ちゃんとやってるひとたちに、もうしわけなくなっちゃう」という発言があってその気持ちはなんだかとてもよくわかるなーと考えながら観覧。個々の作品に寄るとキャッチー過ぎて心を通り抜けてしまったり、もっとぎゅっとつくりこんで欲しいなって作品もあったりもしたけれど、全体的としてはギャラリーのすべての空間をつかって構築したアトラクションのような展示で、物語を必要とするわたしたちにはたぶんこれが心地よい世界なんだ、と思った。本のオブジェに投射されていたものと、赤の部屋がすてきでした。6本足のおおかみははじめてみたときからずっとこころのまもりがみになってる。あと、あのアニメーションのいちばん好きなところは、みみおが手をくいっと上に向けるところです。