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「皇室の名宝−日本美の華−」展:東京国立博物館

「皇室の名宝−日本美の華−」展のプレビューに参加してきました。みんな大好き伊藤若冲の「動植綵絵」全30幅が、東京では83年ぶりに一挙公開される特別展です。期を分けて公開された宮内庁・三の丸尚蔵館の展示も、一昨年の京都・相国寺の展示も観たけれど何…

SPECTACLE IN THE FARM:那須高原

那須高原に点在する清々しい場所をめぐる羊の冒険。いろんなイベントが同時多発的に企画されていましたが、とりあえず「宴会場劇場第二幕」と表題公演「スペクタクル・イン・ザ・ファーム」の前売りをかって向かう。現地へ行って(宿でさっそく卓球して燃え…

メアリー・ブレア展

ディズニーのキャラクターデザインはとっても好きなところとすっごく嫌いなところがあって、すっごく嫌いなのはなんかすぐ野暮ったいおじさんっぽくしちゃうところ。プーとかチェシャ猫とか。対して、とっても好きなところは、初期のデザインにみられる、う…

次元爆弾:森本晃司

20分間の濃密デート。それまでのフィルムとはまるっきり違う劇場空間占有だった。とろんとしたゼリーの中に腰からゆっくり沈んでくみたいな感覚、視界には冬の澄んだ空気の清々しさが広がっていて、光と音と記憶が冷たいプリズムの中で乱反射する。観ている…

セックス・アンド・ザ・シティ:マイケル・パトリック・キング

キャリーは相変わらずひどい感じでしたがでもほんと気持ちはわかるよ。とりあえずウェディングドレスいっぱいきたい気分になりました。「SATCをください」ってパンフ売り場で聞いて、そうか、タイトル恥ずかしくて言えないひとはふつうにけっこういるのね。…

マイ・ブルーベリー・ナイツ:ウォン・カーウァイ

初日に観ました。 香港から湿気をとったら蜃気楼が消えちゃった、みたいな喪失はあるのだけれど、だからこそカーウァイのドリーミンさが浮き彫りになってもいて、それはまさにすいーつ。この星にはいろいろなひとがいてみんな好き勝手に生きているよねってい…

非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎 : ジェシカ・ユー

数少ない顔見知りのひとびとの証言からなる ダーガー(ダージャァ)人物像録と ヴィヴィアンガールズの物語の混濁。せつない、と感じながらも、他者の視線によって象られるひとのかたちについてしばらく考えた。さてしかしさて、ダーガー柄のシフォンスカー…

さくらん : 蜷川実花

もしかしたら自分のお部屋で自分の鼻先にあるモニターで観たなら、女友だちの愚痴混じりのおしゃべりを聴いてるみたいで楽しいかもしれない。それはちょっと空気の読めないお話の下手な友だちなわけだけれど、目に余る男子の行動については「それってひどい…

「若冲と江戸絵画」展

苔子(id:kco)ととっても楽しく観ましたよ。若冲の部なんて The Eccentrics と銘打たれてたしね! いろんなトラーとぐるぐるツルがすてきだと思いました。あとぐるぐるツルとぐるぐるダンスの呼応とか。 若冲と並んでみんな大好き酒井抱一さんは、12カ月の…

時をかける少女:細田守

誰もが誰かを想ってる、なんてときめきメモリアル! もうすぐ夏休みっていうそんなのどかな高揚感の中に起きた物語。仲さんの声がとても良いのね。 あと妹がー。 大切な想いとタイミング、すべてがリニアに奇跡的に連なってできてる情景をバッドエンド重ねて…

ナタリーちゃんのフレンチ雑貨

気ままにひとつずつポツポツ買っていて、いまのところダブらず5バージョン 、えーと、パリのキッチン・おつかいマーケット・のみの市に行こう・わたしのお部屋・お客様が来たら!が揃いました。バケットの袋とかレコードのジャケットとかが紙素材なのだけど…

林矢子・2525稼業ライヴ: 池ノ上Bobtail

ようやくお聴きできた林矢子さんの生声! 柔らかくて包まれて揺れる濃密な時間。ああ艶っぽいてこういうことなのですよなアというような歌模様でございました。2525稼業さんの巻のタイトルは「クロコダイル・ティアドロップス注意報」。坂でつまづいておっと…

そのみつ

春に採寸していただいてビスポークしてあった、 夏、素足に履くのに良い塩梅の素敵な靴が届きました。 秋冬に向けてカッチリとしたものも欲しいな。谷中にショップ兼アトリエがオープンだそうでそちらにもぜひ伺いたいです。 東京都台東区谷中4-4-27-1F http…

リバティ社プリントとソレイアード社プリント

久しぶりにアフタヌーンティをのぞいてみたらリバティ社の花柄プリントとソレイアード社のインド更紗マインドたっぷりプロヴァンス・プリントの食器が素敵かつお手頃(欠いても泣かない)価格でした。でサイトを調べていたらオフィシャルはなんだか野暮った…

ひなぎく : 荻窪

古本イベント「秋の夜長の一冊を。」が開催中でした。「いろは3」とセンダックが絵を描いた「ミリー」を購入。ハートランド中瓶500mlでごくごくのどを潤す。泡盛玉友でこころを潤す。 http://www.kurageshorin.com/2004hina.html

“本”というこだわり“紙”でできることvol.2 : ロバロバカフェ

手にとれる言葉やヴィジュアルは良い。さわれることは良いことです。捲って、視て、読んで、選んで、持ち帰れることも。 http://www15.ocn.ne.jp/~robaroba/

月和茶 : 経堂

仙草ゼリーの入った冷たいジャスミン茶がおいしかったにょ。だって甘いの。 http://homepage3.nifty.com/cafemania/01cafe/kyod_yuefucha.html

タイ古式マッサージ・ヌアットペンタイ : るーちゃい

足のコースをお願いしました。ふつうどこか痛かったりするらしいのだけどとくに痛くなかったしやわらかいきれいな足の裏だと云われたよ。 もう少し強くても良いけど官能的なまでに気持ちよかった…… うっとり。内蔵が疼くよね。 http://www.gabastyle.com/are…

アニャン乙女文学喫茶展 -本と喫茶の街の乙女たち-

なによりも物販に心躍らせてしまうのはどうなんでしょう?という気もするのですがしかし日々のこまごまとしたものを選ぶことはきらめきなんだもの。ぽってりとしたマグがよかった。 http://www.anyan-sha.com/bungaku.html

SHU by ai : シュウ・ウエムラ

山口藍 × シュウ・ウエムラのコラボレーション・クレンジングオイルがかわいいよう。オリジナルボックス入り4本セットうがぐぐと思いましたが ふつうにいれてもらえるショッピングバッグの方がいい感じ。 肌質的にも絵的にもたまちゃんのクラシックにしまし…

おいしい週末

近藤幸子さんのお料理教室… 教室というよりみんなで作ろう会みたいな? メニューはゴーヤチャンプルー、クーブイリチー、ラフテー、ヨーグルトアイスクリーム&パイナップルソース。家庭科ちっくにみんなでつくるのはたのしいね。かわいい食器にかわいく盛っ…

李白 : 経堂

神保町から経堂へ移転した茶房・李白。店主のおじいさんもおやつ付き珈琲もずっとそこにあったように存在していておられました。フロアは広くなってゆったり、凛とした美しい佇まいの建物と清々しいお庭が素敵! その日のおやつはあずきと栗&さつまいものち…

アノニマ週末食堂 : アノニマ・スタジオ

ゆったりとしたすてきな本のレーベル「アノニマ・スタジオ」オフィスにて月イチで開かれるお食事会イベント。7月のテーマは料理研究家の内田真美さんによる夏の定番。「かぼちゃと豆乳の冷たいスープ 押し麦のエピス風味と」「永田さんのたまねぎとひよこ豆…

KRSMIX : なおこ

くるしくないなんて大嘘すでにアップアップな「くるしミックス前夜(くるしくない)」を経て「KRSMIX(くるしミックス)」は狂って死ンぢゃいそうな「狂死ミックス」に昇華した! むしろ撃沈! 両プレイリストとも地獄のエンドレスリピート仕様、つまりなん…

聖少女 : 倉橋由美子 ISBN:4101113092

─ 失い続けるのが男の子の宿命なら、持て余し続けるのが女の子の試練であり、 彼らはどこまでも未来を目指して走り、彼女たちはいつまでも永遠の中に佇む。 「男子ってほんっとバカよねー」みたいな揶揄が女子のくちびるから飛び出すとき、それは幼少期の頃…

カリーブ2 〜部活だよ! 全員集合 : シネマロサ

いやもう、こまごましたかわゆいものとカレーとデザートと女の子とのおしゃべりがあればほかにはなにもいらない! みたいな夜だったので、願わくばもっともっと胃袋があったら全種類食べるのに! とかそんなことしか思い浮かべられないよ。ようするに前回同…

指輪ホテル★星空レビュー : ラクーアガーデン

観覧無料の野外ステージにて繰り広げられるベスト盤仕様の指輪ホテル物語は、そこに他意を紛れ込ませる余地はなくただただ幸福な風景でしかないままに、つるりと微笑ましく通り過ぎていきました。本来あるべきなのであろう異物感のないステージが、逆に女子…

暮らしのワルツ展 : ウフ・ギャラリー

たしか彼女に出会っていちばんはじめの誕生日にあげたものと同じ小物が飾ってあったりして、どこにだってふたりがいるからたのしくなる。でも、斜め後ろから吹き矢のような鋭い攻撃も受けたけど! お買い物は小さながま口とはんかちーふ、小さな版画たちもか…

花とアリス : 岩井俊二

岩井さんの映画の中で──いままでに好きなものがあったかといえば、ないような気もするんだけど、それはさておき──いちばん好きです。リリィ・シュシュを遺作にしたいだなんて云っちゃうような霧も(たぶん)晴れて、ロマンちっく男子が夢みる乙女ちっくが健…

ラヴリー・リタ : ジェシカ・ハウスナー

あたしにはなんにも起こらない!っていうどん詰まり感は鬼気迫るものがあります。というか、それでも彼女には鬼気も危機もなんにも迫ってこないのがいちばんの問題なのか。なんとなく、中学校のときの体育の授業で、バスケットボールをしていて突き指をしな…