ガーデン : マルティン・シュリーク

マルティン・シュリークの不思義の扉より。観る前にはヤン・シュヴァンクマイエル的なものを感じて惹かれていて(もしくはヴァージン・スーサイズのひとりめの少女の自殺風景にそっくり!だとかも頭をよぎりましたがそれはまた別の話)チェコだしスロバキアだし愛らしくも乾いた日常風景にはもちろん相通ずるものがあるし、もちろんそれも間違いではなく、いくつかの理想的な入り口のうちのひとつだったとは思うのですが、しかしシュヴァンクマイエルがニヤリ笑いだとしたら、ガーデンでのシュリークはやさしい微笑み、日々の積み重ねである人生への祝詞なのです。首を絞めない真綿、そんなやさしさハーモニー。なるようになるようになりたいね。