ハリーポッターと賢者の石 : クリス・コロンバス / J.K.ローリング(原作)

原作にはとくに思い入れもないのでギャップがどうだとかそんなケチくさいことはもちろん云いません、ただあの不躾な翻訳に粗野な編集はないと思うわ。だってせっかくハリーのニヤリ顔のダークさも素敵だったりして成功してる配役や制服のデザインや美術のブリティッシュさ加減だとか素材は良いのにこの料理って酷い。無駄遣いは止しましょうよ、それより予めある程度の勝ちが約束されているこの試合を逆手にとって世界をひっくり返してみようだとかそんな心意気はハリウッドにはないものなのでしょうか。とはいえ、ハリーポッターと賢者の石、またはハーマイオニー・プロモーションビデオ。それだけで1,800円の価値はあるわ、否、それだけがこの映画のジュエルなの!(20011208)