千と千尋の神隠し : 宮崎駿

久しぶりに子供たちに囲まれて座る映画館、始まってすぐから鼻がツンとしてダメだった。これはむかしのこと? それともこれからの? 幼稚園に上がる前から雲の上になんか乗れないことを知っていた女の子が年月を重ね小川のそば木の根っこの穴の中で地リスと一緒に暮らしたいって本気で考えられるようになった頃、世界でいちばん大好きなひとを見つけて、そしてそのひとのとなりで観る素晴らしい映画。嬉しくて楽しくて幸せで仕方なくって泣いた。これからふたりにくる、はじまりを想った。紡ぐの。(20010727)