ルールズ・オブ・アトラクション : ロジャー・エイヴァリー

原作はB・E・エリスのレス・ザン・ゼロ、アメリカン・サイコとならぶ青春3部作(ということになってたのね!)から。ラブ・マスターX もそうだけれど、恋を軸にした人間関係の裏返りっぷりにはぎゅうってなります。でも現代のおはなしとしてうけとるにはナナメすぎ、思い出アルバムとするには小物が現代すぎ(でも音楽はキュアーとか!)。ふつうに可笑しかったりセックス&ドラッグだったりするのだけれど、いまいちどうしたいのかわからなくって、あと好みの男の子がいなかった! うすっぺらくて、なんにもない、ということだけがある、みたいな世界、でもわざわざいま映画化するのなら映像技術うんぬんでなくってもっと突き抜けてほしかったのです、そういう心意気が観たかったのです。
女の子が終盤に吐いた台詞、なんだっけなんだっけなんだっけ、と思ったら、さくらの唄でした。またはあのふたりはハルナちゃんと山田くんだったかも。
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