最上和子ソロ舞踏 気息(プネウマ)シリーズ 典雅の市

最上和子さんの舞踏連続試演会最終回。前回からの鑑賞なので、観ていない分を観たいと強く願うのだけれど、それが叶うことは未来永劫ありえず、だからこそさらに胸に響くのです。前回が軍神だとしたら、今回はそれまでの健闘を(勝っても負けても)祝福する少女のイメージ。まわりには、昼は太陽、夜には月の光が降りそそぐあかるいあかるい丘が視えてきて…… いつもこんな場所で羽を休めることができたらいいな、と思う。暗いどこかの隅っこに膝を抱えて縮こまるのではなく。